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養蜂・文明開化
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養蜂の歩み      江戸時代〜明治

養蜂の歴史に興味を持ち、江戸時代から明治、大正にかけての蜜蜂文献は古文書の為、読むことが困難でした。そこで一念発起、解読してみました。
このWebを訪れている方は大好きな蜜蜂の昔の生活に興味を持たれて居る事と思います。ぜひ一緒に覗いてみましょう。

日本で一番古い養蜂記録は日本書記(巻24 皇極天皇 - 飛鳥時代)に「二年一月是歳百済太子餘豊以蜜蜂房四枚放養於三輪山面終不蕃息」[2年1月この年百済(くだら 朝鮮)の太子餘豊が蜜蜂の巣4枚を以て三輪山(奈良県)の面てに於いて養うが繁殖よろしからず]と書いてあるのが最古だそうです。
養蜂が具体的に書かれた書籍としては、宝永7年(1709)に貝原益軒が出版した大和本草が初めてだと思います。
以後、明治6年(1873年)オーストリアのウィーンで行われた万博から持ち帰ったドイツ農事図解が翻訳され明治8年に発表されるまで貝原益軒の説が基礎となっていました。

ドイツ農事図解以前は蜂の雌雄が判別されていなかった様で日本山海名産図会に「子を産むこと雌雄なる物に同じ、道理においては奇異なり。」とあり、日常の観察では戸惑う事が多かったようです。
農事図解では、蜂を解剖し科学的に観察していた事が女王の卵巣図などから伺えます。しかし飼育箱は伝統的な物を使用していました。
明治9年暮れにアメリカから西洋蜜蜂と共に養蜂器具が輸入され、可動式巣枠、遠心分離機などが導入され急速に養蜂の近代化が進み、蜂群の数も鰻登りで増えて行きます。
アメリカ式養蜂書籍とは別にドイツ式の養蜂書籍が明治中ごろまで出版されドイツ式で行っていた養蜂家も居たようです。

掲載目録(色の所は掲載済み、クリック出来ます。)
年代 名称 作者 概要
1709
宝永7
大和本草 貝原益軒 薬用植物などの解説書 全21巻(付録、付図共)
(木版墨刷)
巻の14 蟲の下 陸虫に記載
1712
正徳2
和漢三才図会 寺島良安 絵入り百科事典 全105巻。(木版墨刷)
巻52の卵生蟲の部に蜂と蜜、蜜蝋など記載。
1799
寛政11
日本山海名産図会 平瀬補世
蔀関月画
日本諸州の名産品の案内及び解説 全5巻。
(木版墨刷)
熊野の蜜蜂に付いて、飼育箱の作り方ほか
養蜂について詳しく記載。 巻の2
1811
文化8
千虫譜 栗本丹州 日本で最初の虫図鑑(手書き彩色写本)
虫の営みを絵入りで詳しく記載。
1873
明治6
教草 丹波修治
溝口月耕画
ウイーン万博へ出展
 全31葉 (彩色木版刷 錦絵)
日本の産物を紹介する目的で各県から提出された
資料を元に産物を生産方法を含め絵入りで記載。
第24 蜂蜜一覧
1875
明治8
独逸農事図解 平野栄
鳴門義民
ドイツ農業の絵入り解説書の翻刻
 全30葉 (彩色石版刷)
西洋蜜蜂の飼い方など紹介され養蜂開化の
始まりです。 第7 蜜蜂養法
以降明治大正順次掲載予定です。

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